日本サッカー・アギレ新監督って、どんな人? 実績は? [スポーツ]
一見すると、コワモテ顔。
前任のザッケローニ監督と比べても、ちょっといかつい印象を受けます。
日本サッカーの新代表新監督に決まった、元メキシコ代表監督のハビエル・アギレ氏です。外国人監督として7人目。メキシコ人では初の日本監督です。
日本サッカー協会の発表会見
さっそく、ブラジルW杯でGリーグ敗退に終わった日本代表チームについて
「もっとできるはずだったと思う。体は大きくないが、テクニックのある選手が多い。組織としてやろうとするのは分かるが、まだまだ強さや試合の経験が足りない」と感想を述べています。
この指摘、うなづけるところもあります。
そのアギレ氏とはー
正式名は、ハビエル・アギーレ・オナインディア(JavierAguirreOnaindia)といい、1958年12月1日メキシコ市生まれの55歳。両親がスペイン・バスク地方出身で、メキシコへの移民の子として生まれた、バスク系メキシコ人です。
現役時代のポジションはMF。メキシコ代表として1986年のメキシコW杯に出場するなど、6シーズンで181試合17得点を記録し、1993年に現役を引退しています。
代表監督としても、日韓W杯 2002年予選では、本大会出場が危ういメキシコ代表を建て直し、1位で決勝に進出。ベスト16まで進出しましたが、米国に敗れて大会を去っています。
日韓W杯了後は、かねてよりあこがれていたスペイン・バスクのクラブ・オサスナの監督に就任し、弱小であったチームの建て直しに成功。そして 2009年4月、7年ぶりにメキシコ代表監督に就任、チームを2010年の南アフリカW杯出場に導き、再びベスト16進出を果たしています。
南アフリカW杯後は、スペインのレアル・サラゴサの監督に就任。2012年11月からは同じくスペインのエスパニョールを率い、最下位のチーム立て直しに指導力を発揮します。そして今年5月に退任を発表していました。
アギレ監督が得意とするのは「堅守速攻」です。
守備面では、危険なタックルもいとわないほど、相手チームに圧力をかけることで知られています。また戦術面でも、早い攻めを前面に出し、ブラジルW杯で優勝を果たしたドイツ代表のような、ダイナミックなサッカーをめざしています。
一方、マスコミの「アギレ」評はー
「ピッチに立つと血の気が多くなるのは、バスクの血を引いているからかな。時には記者会見やテレビカメラの前で汚い言葉を使うこともある。チームが負けたときに、選手を名指しで批判することもある。ただ、彼は経験のある人物。チームを奮起させるために、あえて演じている節もあると思う」
(スペインの大手スポーツ紙『as』のサンティアゴ・ヒメネス・ブランコ記者)
「ひとつ確実に言えるのは、彼は常に選手に戦うことを求め、情熱的なチームをつくるということ。細かなテクニックよりもパワフルでスピーディなチーム。スター気取りの選手を好まず、テクニックよりフィジカルを重視する。まず彼は激しい守備を選手に求めるはず」(同・ブランコ記者)
アギレ氏自身も、「私はダイレクトに物を言うタイプだ。つねに相手の目を見て話すようにしているのもそのためだ。自分が素直になれば相手も素直になれるし、信頼関係が生まれる。それが自分らしくするということだ。逆に一番ダメなのは、人に嫌われるのを怖がって本当の自分を隠して生きることだ」と、みずからの信条を語っています。
つまり、監督と選手とは本音で向き合うことが大事、と言いたいのでしょうね。
とかく外国の監督は、日本の選手とどれだけコミニュケーションがとれているのか、と言われます。そのあたりをアギレ新監督がどうクリアーできるか、が課題ですね。
アギレジャパンに課せられているのは、日本チームが世界の強豪チームと互角に戦える力でしょう。
新監督としての初戦は、9月5日の札幌ドームでのウルグアイ戦です。
アギレ新監督がどんな采配を見せるか、注目しましょう。
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