元宝塚女優の安奈淳”一度は死に直面” 「爆報Theフライデー」で激白 [芸能]
宝塚の元トップスターで女優の安奈淳さんが、難病である「膠原病(こうげんびょう)」の一種「全身性エリテマトーデス」という病に侵され、長い間苦しんできた-という話題が、8月1日のTBSテレビ「爆報Theフライデー」で取り上げられました。
いくら水を飲んでもトイレに行きたくない。そのうちに尿が体内にたまって、体重がどんどん増える。体のあちこちに浮腫ができる。そのうち、顔にも斑点が…。
突然倒れ、呼吸困難で病院へ。そして医者から「生存率5%」と告げられます。治療では、体内からなんと22ℓの尿を取り出します。そして安奈さんの体重は、60kgから38kgに激減。
その時安奈さんは、「私は一度は死にかかった」と振り返ります。
難病発症で生存率5% 九死に一生を得た安奈淳さん (TBSテレビから)
安奈さんはその後、薬の大量投与で重度のうつ病を発症し、自殺未遂も起こします。
ほんとに、恐ろしい病気ですね。
安奈さんが苦しんだ膠原病「全身性エリテマトーデス」とは--
「全身性エリテマトーデス」の「エリテマトーデス」というのは、「紅斑」のことで、赤い発疹が全身に出て、さまざまな臓器に炎症を起こす病気です。
普通人間の体は、外からの病気を防ぐために「免疫」システムというのが働きます。
ところがその機能が破壊されて逆に自分自身を攻撃してしまい、その結果、体に炎症を起こし、臓器や組織を破壊してしまうという病気です。
難病である「膠原病」のひとつです。この病名も、そもそも余り聞きなれませんが。
「膠原病」は、症状によって17種類ぐらいの病名があり、「全身性エリテマトーデス」もそのうちのひとつです。
原因は、今のところわかっていません。
紫外線やケガ、ホルモン、薬の服用など、さまざまな要因によって症状が発生するといわれています。
日本では1万人に1人の割合で発症し、患者数はここ10年で増え続け、現在数万人ともいわれています。
男女比では1:10ぐらいで、女性に多いのが特徴。しかも20~40代と、比較的若い方に多いそうです。
原因が不明ですから、予防のしようがありません。
今はだいぶ回復した安奈さんは番組で、「自分には歌があったから絶望しなかった」と語っています。
一度は死に直面した安奈さん。これからも、歌とともに、病気にも打ち勝ってほしいですね。
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