錦織圭テニスATP準決勝へ アジア勢初の期待が [スポーツ]
男子テニスの今季最終戦であるATPツアー・ファイナルの第3日。
世界ランキング5位の錦織圭は、シングルス1次リーグB組の第2戦で、同2位のロジャー・フェデラー(スイス)に、3―6、2―6のストレートで敗れた。
錦織-フェデラー戦のハイライト場面
フェデラーーの前に、残念ながら錦織圭は歯が立たなかった。
錦織得意のリターンが生かせず、攻めも単調にみえた。自らのもてる力を思う存分に発揮するフェデラーの勢いを、最後まで止めることができなかった。
つまり、フェデラーが世界トップ2の実力を遺憾なく発揮したという格好。これでフェデラーのインドアでの勝率は実に8割を超えるとともに、自身今季70勝に到達した。
錦織がフェデラーと初めて出会ったのは17歳の時。当時世界1位だったフェデラーの練習相手をさせられたそうだ。その後、錦織は昨年5月に一度フェデラー選手を破っていた。それだけに、今回も期待されたのだが…。
一方、シングルス1次リーグB組で世界ランキング6位のアンディ・マリー(イギリス)が同8位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)を6―3、7―5で下して1勝1敗とした。
これでB組はロジャー・フェデラーが2勝0敗、錦織圭とA・マリーが1勝1敗、ラオニッチが0勝2敗となった。今のところ、フェデラーが一番有利だ。
1次リーグの順位は、最終的に次のように決まる。
①勝ち数②試合数(2勝1敗と棄権を含む2勝0敗なら前者が優先)③当該選手の直接対決の成績--の順。
錦織が最終戦でラオニッチに勝ち、フェデラーがA・マリーを破れば、錦織の2位が決まり準決勝進出となる。2勝1敗か1勝2敗で三すくみになった場合には①全試合でのセット獲得率②全試合でのゲーム獲得率③世界ランキング--の順で判定され、順位が決まる。
錦織が準決勝進出をかけて戦う相手は、先般の楽天ジャパンカップで錦織が制したミロシュ・ラオニッチだ。ラオニッチとは、今季5度目の対戦となる。
13日に試合がおこなわれ、負けても1次リーグ突破の可能性はまだある。しかし、勝ってこそ、これからの展開を有利にもっていけるというもの。
アジア勢初となる準決勝進出をかけて、ここ一番で力を発揮する錦織選手の奮闘に期待したい。
スポンサーリンク
コメント 0